
TOEICのリーディングで時間がなくて終わらない。何か良い対策はないかな?
と思われている方に向けた記事となっています。
TOEICのリーディングは慣れている人でも時間が足りないときがあります。
それでも最後まで問題を解き切るために、いかに長文を読む時間を作るかを考察していきます。
こんな方におすすめの記事です
長文は理解できないし、読むこと自体辛い
時間がなくて長文(Part7)が終わらない
何故かいつもどこかでミスをしてしまう
本記事は現在のTOEICスコアが600点前後あり、700~900点を目指す方を想定しています。
まずは600点を目指したいと言う方は下記記事をご覧ください。
記事の信憑性:私のTOEICスコア推移
私は試行錯誤の結果、TOEICのリーディングを425点から465点まで伸ばせました。
そのために行ったことを本記事で紹介していきます。
TOEIC960点を取った時のABILITIES MEASURED、通常アビメはこんな感じでした。
セブ島でTOEICを受験したので、全て英語表記になっています。
TOEICリーディングの時間配分と対策
リーディングの対策は本当に1番苦労しました。
慣れている上級者であっても、本当に時間が足りないからです。
じゃあどうするか?を考えた結果、

Part5と6を超高速に終わらせて、7の長文を解く時間を作ろう!
という戦略に至りました。
これが、どんなスコアを目指す方にもおすすめのリーディング底上げに直結する共通戦略です。

もうそんなのやってるよ…
という方、TOEICのPart5、Part6で1問に何秒くらいかけていますか?

私は大体1問を10秒ほどで解けるようになるまで、下記でる1000という文法問題書で練習しました。
関連記事:TOEIC800〜900には必須!でる1000のレビューと使い方
Part5の回答に10秒、マークシートに3秒とすると、1問あたり約13秒かかることになります。
この数値を目標にTOEICリーディングの時間配分を考えて行きます。
TOEICのPart 5, 6, 7の時間配分(900点目標)
問題を順番通りに解きPart5と6で15分、Part7に55分という時間配分が理想だと考えています。
これで残り5分で見直しができます。
内訳は以下のようになります。
□ TOEICリーディングのPartごとの時間配分
Part5:30問 → 13秒×30問 = 6分30秒
Part7:54問 → 1分×54問 = 54~55分
見直し:5分
Part6:16問→逆算して8分30秒
Part6は1問約30秒あたりで解く計算になります。
もちろんこれはあくまで目標なので多少は前後します。
▶そうすることでPart7の長文に解く時間を作ることができる!
この時間配分でPart5,6とPart7を解き切ったとき、TOEIC900点に届きました。

わからない問題は基本的に飛ばし、Part7が終わった後に解き直していました。
TOEIC700~800のリーディング時間配分と注意点
時間配分は基本的に先のTOEIC900点のときと同じです。
しかし下記3点を意識するだけで、700点〜800点前半を取れる確率はグッと上がります。
2. パッと見てわからない問題は消去法で絞る
3. それでも迷うなら直感でマークして先に進む

TOEIC800点で直感って…。ほとんど解けるようになってないとダメでしょ?
私の体感として、960点を取った時も絞りきれず直感で回答したものがいくつもありました。
回答の根拠が曖昧でも消去法を使えば正解はできます。
このメリットを使い、消去法+直感+勘で点数を底上げしていきましょう。

Lで400点取れていると仮定すれば、Rで必要なのは300〜400。これはつまり、大体20〜30問程度は間違っても良いということです!
この点がTOEIC900点を取る時との大きな違いです。
最悪、リーディングの見直しができなくとも十分TOEIC700〜800点は狙えます。
TOEICのリーディング長文問題は全部読むべきか?
色んな意見があると思いますが、私は長文を全て読みます。
未知の英文の中から答えを探すという動作が苦手だからです。
個人的なリーディング長文Part7の解き方
・設問を先に見ていく
→固有名詞の問題は本文を見にいってすぐに解く(後述)
→それが終わったら本文を最初から読み始める
→本文を全て読んだら設問を解き始める
というやり方です。

えっ、英文全部読まないといけないの?
無理無理、そんなの時間がもったいない。
私の場合、問題と設問を何度も行ったり来たりするのが苦手なんです。
スキミング・スキャニングといったテクニックは使いません。
本文を飛ばしながら読むと全体を把握できないからです。

TOEICで高得点を狙うにはテクニックはなし!長文を全て読むために、Part5、Part6を素早く解こう!
TOEICのpart7(長文問題)は、時間をかければ意外と正解できる問題が多いんです。
でも時間に余裕がないと、必要「そうな」ところだけを確認し、結局問題は解けず。
時間だけが過ぎ、結局最後は勘でマークしてしまう…ということが少なくありませんでした😇
TOEIC Part7 長文が伸びない理由はケアレスミス?
冒頭で、
「自信はあったのに返ってきたスコアは思っていたより低かった」という書き方をしました。
心の中では絶対に900点を取れた自信があったのに、895点のスコアが返ってきたんです。

あと5点なのに…!と、かなり悔しい思いをしました。
単語と文法の知識はほぼ完璧。
でもリーディングが425点しか取れませんでした。
それから約1カ月、どこでよくミスをしていたのかを分析しました。
すると結構ケアレスミスが多いことに気が付きました。
TOEICリーディングの長文対策:ケアレスミスをなくす
1番自分では気が付きにくい「ケアレスミス」をなくす方法。
私がTOEICのリーディング対策として行ったのは以下の3点です。
0. 単語と文法を完璧にする(これが前提)
1. 先に設問を読む
2. 根拠を持って解答する
3. マークシートを正しく塗る
順に見ていきます。
1. 先に設問を見てから本文を読む
先の通り、私はまず設問を読みます。
その方が本文をいきなり読むよりも効率的に解けることが多いからです。
下記例を使って検証します。
□ この単語は次のA~Dのどれと同じ意味か?という設問
設問をまず見たときの一連の流れ
・設問を見る→本文2段落目の1行目を読む→即答
本文をまず見たときの一連の流れ
・本文を読む→設問を見る→長文を再度該当箇所を見に行って探す→回答する

こういった単語の意味や言い換え問題はすぐに解けるので、先に処理してしまうのがおすすめ!
もう1つ例を見ていきます。
□ 村田にいつコンタクトするべきか?
設問をまず見たときに行うこと
・設問を見る→長文からA.M・P.Mというワードを探す→即答
本文をまず見たときに行うこと
・本文を読む→設問を見る→長文再度見に行って該当箇所を探す→回答する

固有名詞や数値などが問われる問題はすぐに解けるサービス問題のようなもの!先に解いてしまおう!
これ以外のタイプの設問は即答が難しいかもしれません。
しかし設問を先読みしておくことで、本文読みが幾分楽になります。
「あれが問われていたな」と意識を持ちながら読み進められるからです。
何度も本文と設問を行ったりきたりしてしまうと、時間的プレッシャーからケアレスミスも生じてしまいます。
2. 根拠を持って解答する

何でこんなの間違えたんだろ。
よく見ればわかったのに…。
公式問題集を解いて答え合わせをしているとき、こう思うことが結構ありました。
時間がない焦りから、特にリーディング後半は何となく回答していたんです。
これがまさにTOEIC900点を取れなかった原因でした。

根拠とは、「ここにXXXと書いてあるから、この問題の答えはXXになる!」と理由を持って回答するということです。
この感覚をつかむためにはリーディングの文章をたくさん解く必要があります。
そのため私は下記「精選模試(リーディング)」という参考書を使用しました。
関連記事:リライト中
TOEICで900点を取ったときは、この回答の根拠を最も強く意識しました。
(逆を言えば、これがなくとも800点前後なら取れるということです)
3. マークシートを正しく塗る
問題集の答え合わせをするとき、私はいつも1,2問マークミスがありました。
こればっかりは何故そうしたのかがわかりません。
その対策として私が行ったことは…
マークするとき、心の中で記号を呼び続ける
という方法です。

えっ…。
Cが正解だと思うなら、心の中で「シー、シー、シー、、」と言いながらマークする。
マークを塗り終わったらすぐに、Cに塗られているかを再度目で確認。
ここで問題がなければ次の問題に移ります。

友人にこの話をすると、あまり良い反応は得られません…が、私個人的にはかなり効果のある方法でした。
TOEIC Part7リーディング長文対策まとめ
以上、私がTOEIC800〜900を取った時のリーディング対策でした。
最後に本記事の内容をまとめます。
TOEICリーディングの大まかな対策
・Part5,6を素早く解き、Part7を解く時間を作る
・Part7の長文は基本的に全て読むことを目指す
TOEICリーディングの時間配分
・Part5:6分30秒(1問約10秒)
・Part6:8分30秒(1問約30秒)
・Part7:55分(1問約1分)
・見直し:5分
目標スコア別リーディングの解き方
・700〜800前半:
パッと見わからなければ消去法+直感+勘で解く
・800後半〜900:
大量の問題を解き、起きたケアレスミスを分析
ケアレスミスをなくす工夫例
・Part7は基本的に設問を先に読む
・根拠を持って回答をする
・マークシートの記入ミスをなくす
(→回答を心の中で読みあげてマークをする)
Part7にはダブルパッセージ、トリプルパッセージの問題が出てきます。
そこでもやるべきことは、英文を見て、理解して、マークするという結局同じ作業です。
「テクニック(?)で900点を超えられる」ことは難しいと私は感じています。

結局は、文法と単語を積み上げて地道に問題集に取り組むことが1番の近道なのかなと思います。
関連記事:私がTOEIC900点を取るために使った参考書5選
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